社会保険労務士の合格率

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社会保険労務士の合格率は、どのくらいなのでしょうか。

社会保険労務士(しゃかいほけんろうむし)とは、行政機関に提出する社会保険に関する書類等の作成と、その手続きの代行をするのが仕事です。

行政機関は、主に労働基準監督署、社会保険事務所、公共職業安定所などになります。

主に企業のコンサルタントを行い、高齢化の問題や、雇用の問題に関心の高まっている現在、必要とされている職業として人気があります。

また、企業の人事や労務などの問題に関する相談に乗ったり、社会保険等の手続きを代行するのが主な仕事ですが、最近では、ファイナンシャル・プランナーの資格も持った人がコンサルタントとして開業して資産運用等の相談に乗るケースも多いようです。

社会保険労務士合格までの期間

合格まで平均1〜2年勉強している人が多く、社会保険労務士の合格率はそれほど高くはないため、試験の難易度はやや高めといえます。

社会保険労務士の仕事につくには、試験(国家試験)に合格するかまたは、弁護士の資格を持っている必要があります。

試験は、現在は全国社会保険労務士連合会がとりまとめています。

社会保険労務士の受験資格

試験の受験資格は、大学を卒業した者か、大学で62単位以上を修得している者、もしくは短期大学か高等専門学校を卒業した者であることが条件です。

この他にも、受験資格が細かく決められており、国か地方公共団体の公務員として行政事務に携わった機関が3年以上になる者、行政書士の資格を持っている人にも受験資格があります。

社会保険労務士の試験問題

試験科目は、雇用保険法、国民年金法、健康保険法、厚生年金保険法、労働者災害補償保険法、労働保険の保険料の徴収に関する法律、労務管理その他の労働及び社会保険に関する一般常識があります。

試験は、完全マークシート方式を採用しており、毎年8月第4日日曜日に行われることになっています。

午前中の試験は、選択式の問題で制限時間は80分です。

午後は択一式の問題で制限時間は210分となっています。

社会保険労務士の合格率は、平成10年度の合格率7.6%と比較しても、平成18年度には8.5%、平成19年度 は10.6%の合格率と上昇傾向にあります。

しかしこの合格率を見ても簡単に合格できるという数字ではないので、夜間学校に通いながら、通信教育をしながら、または独学で資格取得を目指して仕事をする社会人もいるようです。

合格した者が社保士として仕事をするには原則として2年以上の実務経験が必要とされますが、社会保険労務士連合会の行う通信教育と面接講習を受けることで実務経験を積んだものとみなされます。

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社会保険労務士の受験申し込み

受験の申し込みについては、受験申込書、写真、郵便振替払込受付証明書、受験資格を証明する書類を、郵送で試験センターに送るか、試験センター窓口で申し込みをすることもできます。

試験センターの受付時間は、9時半から17時半までですが、受験料の振り込みは受け付けていないので注意が必要です。