郵便局の外貨預金とは
スポンサードリンク
郵便局外貨預金が、最近にわかに注目を集めています。
低金利が続いている経済背景、また、立て続けに起こった銀行の破綻、統合などの時代の流れもあり、通常の郵便局の貯金以外に資産運用を行い、資産を守る必要が生じてきました。
郵便局でも投資信託などの販売が始まり注目を集めていますが、最近注目を集めているのが外貨預金です。
外貨預金とは文字通り外貨、つまり他の国の通貨で預金をするものです。
外貨預金のメリットはなんといっても郵便局の貯金よりもはるかに金利が高いことがあげられます。
たとえば米ドルでは1.0%前後、ユーロでは2.5%前後。イギリスのポンドでは4%近くの金利です。定期預金や貯金の金額によってさらに高くなることもあります。
この金利の高さならだれでも興味を持つというものでしょう。
外貨預金のリスクやデメリット
ただし、もちろん、デメリットやリスクも存在します。
たとえば、外貨の場合、円から外国通貨に変更する際の両替に手数料がかかります。
預金の際は、円からドルやユーロに両替するのですが、1ドルや1ユーロにつきいくら、といった手数料がかかってしまいます。
また、相場の変動のリスクも馬鹿にできません。
いくら金利が有利でもその通貨の価値が下がってしまえば円から見れば預金額そのものが下がってしまいます。
そのため、相場の変動に大きく左右される面があります。
さらに、外貨預金の場合、預けている金融機関が(たとえ郵便局であっても)破綻した場合、保護の対象にはなりません。
ただ、こういったリスクがあっても外貨預金には魅力があります。
また、逆に預けている通貨の価値が上がった場合には大きな利益にもなります。
そのため、郵便局での資産運用の手段として、外貨預金を重要な選択肢にしたいと思っている方も多いようです。
郵便局の外貨預金がスタート
外貨預金はおもな金融機関で取り扱っています。
しかし、郵便局にはなぜか取り扱いがありませんでした。
外貨の両替はお得として評価の高い郵便局だけに、意外な感じもします。
ですが、郵政民営化の流れのなか、郵便局の貯金は新たに設立されたゆうちょ銀行に移管され、民営化への道を歩み始めました。
そのため、郵便局も他の金融機関に遅れをとらないため、2008年半ばを目標に郵便局外貨預金を開始することになりました。
なにしろ郵便局(ゆうちょ銀行)の貯金金利は0.21%です。
これでは郵便局の貯金は全く外貨預金に歯が立ちません。郵便局外貨預金の開始は時代のニーズといえるでしょう。
郵便局外貨預金が開始されれば、外国通貨での運用の認知度そのものがあがることが予想されます。
さらに、より身近に外国為替取り扱い機関が増えるのですから、外貨預金を新たに始める方も増えることも考えられますし、相場をはじめ大きな流れが生まれるかもしれません。
今後の郵便局外貨預金の流れに注目する必要があるかもしれません。